デッサンコース


西洋美術の基本はデッサンで、美術の技術を上達させるには、まずデッサンを習得することがとても重要です。デッサンを習得することで、形・姿の造形に対する理解を深め、より確実にかつ早く美術を上達することができ、絵画や彫刻などの上達の近道ともなります。デッサンのクラスでは、プリントや石膏像、人物、記憶を使いデッサンを学習し、”造形”への理解を深めていきます。

デッサン基礎

デッサン基礎では、有名画家のリトグラフなどの2次元平面素材の模写を通じ、線の書き方から始まり、形や陰影などの表現まで、総合的なデッサンの手法を学びます。古く西洋でのデッサンの学習は、生徒がお手本となる絵を写すことから始まり、これをフランス語で”Cours de Dessin(デッサン・レッスン)”と呼んでいました。絵を写すことで、簡単な線の描き方から複雑で陰影の付いた描画まで、デッサンに必要な技術を効率的に学ぶことができ、かつ作品作りに必要となる手指、目、記憶力などの能力を向上することもできます。

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石膏デッサン

デッサン基礎で習得した技術を活用しながら、有名な石膏像などを使い、3次元立体素材のデッサンの手法を学びます。白い石膏像は照明を当てることで、西洋美術で重要な光、陰影、グラデーションを作り出し、これらの表現方法を学ぶのに非常に効果的なことから、伝統的にデッサンの学習に取り入れられてきました。石膏像が複雑になるについて、難易度が増すと同時に、デッサン技術を向上することができます。

Cast Drawing

静物デッサン

石膏像は表面が滑らかで、白く、通常1つであるのに対し、静物画の被写体は有機的で色や質感が異なる複数の物・製品となり、より複雑な被写体といえます。静物デッサンを通じて、構成やデザインなども学ぶことができ、また複雑で多くの静物になるにつれ、デッサン技術を上達することができます。

Sill life

風景デッサン

近くの公園などの野外でデッサンを学習します。野外でのデッサンは、屋内での作業には異なり、刻々と状況が変化する環境下(光、風、気温、音など)での作業となります。大き複雑な風景画で重要な2つの要素は、全体の構図と抽象化のテクニックです(例えば木を描くとき葉1枚1枚は描きません)。まず全体の構図をスケッチし、デッサンを描きます。簡単な風景から、雲、水、反射、建物、人物などを複雑な風景に進むにつれ、デッサン技術を上達することができます。

landscape

人体デッサン

人体デッサンを通じ、人間の骨、骨格、筋肉、動き、体型、男女の違いなどを学びます。筋肉と骨格や動きなどの関連させながら、主な表面筋肉のデッサンを学ぶことで、人物画の表現を豊かにすることができます。

Anatomical

肖像デッサン

服を着たモデルの上半身(主に頭部と顔)を描きます。頭部と顔、そして髪の描き方を中心に勉強します。


人物デッサン 

デッサン基礎、石膏デッサン、人体デッサンなどで習得した知識や技術を最大限に生かし、実際のモデルのデッサンを学びます。主に3種類のデッサンから構成;短時間のヌードデッサン(5~20分)、長時間のヌードデッサン(3~12時間)、長時間の服を着用したモデルデッサン(3~12時間)。


美術館でのデッサン

美術館を訪問し、有名なアート作品をデッサンします。デッサンをしながら、アートの歴史、構図やデザインについても学びます。短時間のデッサン、長時間のデッサン、構図を主とするスケッチ、作品の一部及び全体のデッサンなどを体験します。


遠近法を取り入れたデッサン

デッサンを通じて線遠近法を学びます。まずは一消点遠近法から複数消点遠近法へ発展してゆきます。消失点、水平線、地盤面、測点、投影面、測定点、円球、不整形体などについて学びます。


記憶・想像からのデッサン

生徒一人ひとりの記憶及び想像からのデッサン方法を学びます。芸術作品や写真を参照することもありますが、これは生徒さんの想像を助ける為であり、主に生徒さんの記憶及び想像を基にデッサンすることで、構図やデザインなども学びます。